太陽光発電を応援する「光熱費ゼロ住宅向け住宅ローン」

 

今月のクローズアップ第6回新ローン商品誕生物語−住友信託銀行−

     
 
       
 
 
 CO2(炭酸ガス)の排出がなく、地球にも優しい、クリーンなエネルギーが得られる太陽光発電。マイホームを建てるときに導入を考えたことがある人も多いのでは?
 ある調査によると、光熱費の削減だけでなく、地球にも良いという理由から太陽光発電を採用した人が多いよう。とはいえ、初期費用が数百万円かかることがネック。発電容量1kwあたり70万円前後、現在の個人向け住宅に多い3〜4kwのタイプで200〜300万円です。新エネルギー財団の太陽光発電助成制度もありますが、次第に補助金の額が削られ、2005年度で廃止されるとも言われています。
 

 そこで誕生したのが、住友信託銀行の『光熱費ゼロ住宅向け住宅ローン』。光熱費ゼロ住宅でもおなじみの積水化学工業との提携ローンで、同社が販売する太陽光発電システムを搭載した住宅専用のローンです。

「当行では企業の社会的責任(CSR)を明確に意識し、社会への影響力を持つ企業・地域・分野に投資・融資を行ないたいと考えています。その一環として開発したのが今回の商品です」(住友信託銀行・企画部社会活動統括室・井上晶さん)。

 
太陽光発電装置を搭載した「光熱費ゼロ住宅」のひとつ「ドマーニ」(写真提供/積水化学工業)
http://www.sekisuiheim.com/zero/index.html
 
 銀行や投資家は利益を確保しつつ環境保全に貢献できる。そんな認識から、環境配慮を含む社会的な責任を果たすという趣旨の金融機関声明が国連環境計画(UNEP)で発表されており、昨年、同行も署名しています(国内では2004年4月現在、ほかに3行のみ)。有利なローンの提供によって住宅を新築する人を支援でき、さらに太陽光発電を導入する人が増えれば環境の改善にもつながる、というわけです。
 
 
 このローンは、同行が扱っている通常の住宅ローンに金利優遇をプラスしたもの。20年、30年の長期固定金利特約型の住宅ローンを大幅に優遇していること、太陽光発電システムの搭載容量によって優遇幅が変わることが特徴です。
    ■2004年4月現在の金利
 容量が3Kw以下は店頭金利から1.7%の優遇。さらに3Kwを超える場合には1Kwにつき0.05%ずつ優遇幅が大きくなり、最大5Kw超で1.85%の優遇になります。2004年4月現在の金利は、30年固定の場合で3.20%、20年固定で3.05%(ともに3Kw以下の場合・団体信用生命保険料は銀行負担)。長期固定型としては、公庫の証券化支援事業による新型住宅ローンに匹敵する低水準です。  
20年固定
30年固定
優遇幅
店頭金利
4.75%
4.90%
-
3Kw以下
3.05%
3.20%
1.70%
4Kw以下
3.00%
3.15%
1.75%
5Kw以下
2.95%
3.10%
1.80%
5Kw超
2.90%
3.05%
1.85%


 「積水化学工業さんは自然エネルギーの活用にいち早く取り組んでいる企業。このローンは12月に提案して3月から販売開始となるなど、異例のスピードで決まりました。容量によって優遇幅を広げたのは、提案の際に搭載容量が大型化しているという話を聞いたことがきっかけです。提携ローンはいろいろありますが、特定の設備機器の採用を条件にしたものは珍しいのではないでしょうか」(同行ローン推進部・企画チーム長・渡辺明男さん)

 融資額の上限は、建物の建設のみでは建設費全額、土地取得が必要な場合は建設費全額と土地評価額で、最長返済期間は35年。公庫との併用も可能ですが、このローン1本で必要資金を賄うことができます。

 

このローンには、『自由返済』『自動返済』というサービスもあります(同行の通常の住宅ローンにも適用されます)。
『自由返済』は、同行のテレフォンバンクサービスに登録するだけで手軽に繰り上げ返済ができる、というもの。最高300万円までいくらでも、電話1本で繰り上げ返済ができ、平成17年5月までは手数料無料です(通常は変動金利の場合で5250円、固定では2万1000円)。

   さらに『自動返済』では、毎月の返済日当日、返済口座の残高が指定した金額を超えている場合、超えた分が自動的に繰り上げ返済されます。指定した金額は残りますから、一定の余裕を残しながら、無駄なく、手間なく繰り上げ返済ができるわけです。手数料もかかりません。
 http://www.sumitomotrust.co.jp/BP/retail/service/loan/index.html
       
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