今月のクローズアップ第11回金融機関の新たな取り組み―みずほ銀行―

 

取引状況に応じてローン金利を優遇みずほ銀行のマイレージクラブ

 
  住宅ローンの商品内容で勝負するという方向もあれば、他のサービスとのコラボレーションで独自性を出す金融機関もあります。今回は、マイレージシステムとローンの金利優遇をドッキングさせたユニークな試み、「みずほマイレージクラブ」を紹介します。
       
 
銀行利用やクレジット利用でポイントがつく
 買い物をするごとにポイントがついて、ポイントがまとまれば一定のサービスが受けられる。そんなサービスがあるショップをひいきにしている方も多いでしょう。
 そんなポイントサービスを住宅ローンにも広げたのが、みずほ銀行の「みずほマイレージクラブ」です。
 同クラブはクレジットカードやみずほ銀行の商品・サービスの利用に応じてマイレージポイントがたまり、たまったポイントで住宅ローンの金利優遇や定期預金の金利優遇などが受けられる、というものです。
 同クラブに入会すると、会員証としてクレジットカード機能付きのキャッシュカード(年会費無料)が発行されます。入会から1年間は無条件で、2年目以降はクレジットカードの利用や、各種預金などの合計残高が100万円以上などの取引条件を満たすと、(1)ATM時間外手数料が無料、(2)みずほ銀行本支店宛の振込手数料が無料、(3)キャッシュカード盗難保険・みずほダイレクト保険で損害金100万円まで補償(1年間通算)、などの特典が受けられます。

 このカードの利用額に応じてポイントがつく(月間2000円の利用で1ポイント)ほか、給料受取、公共料金の口座振替、積立定期預金の利用などでポイントが付与されます。
図表1、マイレージポイントの例(2005年)
 
ローンを返している間も自動的にポイントがたまる
 ここで注目したいのは、住宅ローンの利用によってもポイントが貯まること。返済中の住宅ローン残高200万円ごとに1年目は毎月1ポイント、2年目は毎月2ポイント、3年目は毎月3ポイントという具合に、借り入れ年数が増える度に、単位当たりのポイント数がアップするしくみです。
 住宅ローン利用によるポイント蓄積の効果は、非常に高いといえます。具体的に見てみましょう。

 みずほ銀行では2004年12月6日から、みずほマイレージクラブに加入するなど一定の条件を満たす人を対象に「住宅ローン特別金利キャンペーン」を行っています。たとえば、固定金利選択型方式の当初10年の金利は3.6%(04年12月現在)ですが、キャンペーン期間中(05年3月31日まで)に申し込むと、1.5%も優遇されて2.1%になります。このキャンペーン金利で、2000万円を30年返済で借りると、5年間で1566ポイント、10年間では5000を超えるマイレージポイントがたまります。

 つまり、優遇金利による軽い負担で住宅ローンを借りることができるうえに、そのローンを返済しているだけで、自動的に同クラブのポイントがたまっているというわけ。新たに何か商品を買わなくてもポイントをためられる点がユニークといえるでしょう。
図表2.住宅ローンの利用でポイント蓄積が加速
 
ローンの金利軽減、預金の金利アップなど、ポイントの使い道は多様
みずほマイレージクラブホームページ
メインバンクとして付き合う密度が濃くなるほど、メリットが増える。
http://www.mizuhobank.co.jp/mmc/index.html
   貯まったポイントは、さまざまなサービスに利用できます。
 たとえば、同行の教育ローンやリフォームローンなどを新規で借り入れる場合、100ポイントごとに元金100万円につき全期間に渡って年0.1%を優遇。
 既に借りている住宅ローンの金利優遇には使えませんが、繰り上げ返済の手数料や、固定金利選択手数料の割引には利用できます。

 この他、定期預金や外貨定期預金の金利優遇にも利用できますから、資産運用にもメリットが生じますし、宝くじやギフトカードと交換して楽しむこともできる、というわけです。
 同クラブの新しいマイレージシステムは、ユニークな試みとして注目されています。
 
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