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| 情報提供日/2007年2月7日 |
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| --金利が大幅に上がる可能性は低いようですが、これから住宅ローンを借りようと考えている人は、どのように選ぶのが賢いのでしょうか。 |
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| 角川氏 金融のプロがどういう行動をするかを参考にするといいでしょう。世の中でお金の借り方が一番うまいプロは誰かといえば、金融機関ですね。金融機関は、いつどのように状況が変わっても、それに機動的に対応できるようにポジションを取ります。つまり、遊びの部分、バッファー(緩衝帯)の部分を大きくするほうがリスクは低い。特に、住宅ローンのように長く返済していくものは、最初に完全に決めてしまい、途中で変えられないようにすると却って怖いですね。 |
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| --ということは、長期固定にするのは必ずしも得策ではないと? |
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角川氏 ええ。ただし、あくまでも、金利動向を常にウォッチングできる人、最低でも週に1回くらいは長期金利の動きをチェックすることが苦にならない人であることが前提ですが・・・。たとえば、固定金利特約期間の変更、変動から固定への切り替えなど、あまりコストがかからなくても条件変更ができて、その時点で金利水準の低いローン商品を選択する。そして、その後の金利動向に合わせて機動的に対応していくのがベターだと思います。 |
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| --そのときどきで、何を選択するか判断するのも難しいと思います。迷ったときに、どう考えればいいのでしょうか。 |
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| 角川氏 なかには自己判断だけで実行する人もいるかもしれませんが、金利の変更を考えているときには、たいてい金融機関の担当者とも相談しますよね。そこで勉強のために、金融情勢や金利動向などについて話を聞くといいでしょう。担当者の答え方がいまひとつだったら、「もう少し詳しい人に変わってもらえませんか」といえば対応してくれるはずです。そういう形で、常に金融機関の人と接点を持つ可能性を残しておくことが大切じゃないでしょうか。 |
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| --借りた後には、どのような点に注意したほうがよろしいでしょうか。金利が上がる前に、ローンの繰り上げ返済を積極的に行うほうがいいといったアドバイスもよく見かけますが・・・。 |
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| 角川氏 余剰資金があったとき、低金利の金融商品で運用するよりも、繰り上げ返済して利息を減らしたほうが得だという言い方がよくありますね。繰り上げ返済は高利回りの金融商品で運用したのに等しいと。技術論でいえば確かにそうなんですが、それは机上の空論であることが多い。なぜかというと、手持ちの預貯金などをすべて繰り上げ返済してしまうと、余剰資金がゼロになったことに伴う精神的なコストが発生する。それが考慮されていません。ゆとりがなくなるという金銭に換算できないコストが勘定に入っていないんです。 |
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| --なるほど、精神的コストをマイナスとしてカウントすると、計算上の得は少し割り引いて考えないといけませんね。ゆとりがないと具体的にはどんなデメリットがありますか。 |
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角川氏 たとえば一般企業の場合なら、極度貸しが基本ですね。1億円なら1億円という極度額の範囲内なら、無審査で何度でも借りたり返したりできます。利息を減らすために一定額を返済し、後で必要になったらまた借りればいい。ところが住宅ローンではそれができません。余剰資金を繰り上げ返済に回してから、お金が必要になったからまた貸してくれといっても、「12%のカードローンなら貸しましょう」といわれるのがオチです。そのとき、余剰資金というゆとりがなければ、高い金利で借りざるを得ないかもしれません。
そう考えると、人間というのはゆとりがなくなったらダメですね。長い返済期間の中で何が起きるかわからないわけですから、身動きがとれるように余裕を持っておくことが大切です。
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| ――いろいろなアドバイスをいただき、ありがとうございました。 |
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| ※イラスト:パイナップル遠藤 |